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従業員名簿は必要!風営法の基準と書き方を紹介します(テンプレートあり!)

2017.04.20.

あなたのお店では従業員名簿をしっかり書いていますか?風営法関連の業種では開業後も様々な事務手続きが必要になります。その中でも、従業員名簿(労働者名簿も同じもので正確には従業者名簿といいます)は実は重要度が高く使用頻度も多いものです。

もしあなたがお店を始めたけど、まだ従業員名簿を書いていないというなら、この記事を参考に今すぐ書いてください。従業員名簿が用意できていれば、いつ警察の立ち入りがあっても問題なく対応できます。

最後にダウンロード可能なテンプレートも用意しているので活用してください。

従業員名簿とは、罰則はあるのか

従業員名簿というのは実は風営法で定められているものではありません。労働基準法で定められているのです。したがって、風俗営業だから必要というわけではなく、使用者と被用者の関係であれば普通のお店でも備え付けが必要な書類です。

労働基準法第107条にこうあります。

労働者名簿は、各事業場ごとに、各労働者(日々雇い入れられる者を除く)について調
製しなければなりません。また、記載事項に変更があった場合、遅滞なく訂正しなければなりません。

従業員名簿には以下の項目の記載が義務付けられています。

  1. 労働者の指名
    源氏名ではなくフルネームでの記載です
  2. 生年月日
  3. 履歴
  4. 性別
  5. 住所
  6. 従事する業務の内容
  7. 雇入の年月日
  8. 退職した年月日及びその理由

また、従業員名簿は被用者の退職後3年間は確認資料として保存しておくことが義務づけられています。

必要項目を落とさないためにこちらでもテンプレートを用意しています。最後にリンクがあるのでチェックしてみてください。

履歴書とは違うので注意

従業員名簿は履歴書で代用できると思っている人がいると思います。しかし、従業員名簿は採用後に必要になる書類で、採用の判断に使用する履歴書とは異なります。警察にも履歴書では相手にしてもらえません。しっかりと従業員名簿を用意しましょう。

記載の上で気をつけるべきポイント

従業員名簿の記載で最も注意しなければならないのは、従事する業務の内容の部分です。もしガールズバーで接待と書いてしまったら一発でアウトになってしまいます。よって、接客係と記載しておきましょう。下手なことを書く必要はありません。

ここで注意しなければいけないことは、接客係なのに調理担当と嘘の記載をしてしまうことです。警察に見透かされて、逆に怪しまれてしまうので正直に書きましょう。

従業員名簿が必要な人は?

従業員名簿は社長や店長を含む従業員全員の記載が必要です。もちろん自分のことも書かなければなりません。キャストの情報だけ書けば大丈夫だというのは思い違いです。全員分しっかり記載しましょう。

従業員名簿がない時の罰則

警察が見回りに来た際に従業員名簿がないと法律違反で罰則を受けることがあります。法律では以下の罰則が定められています。

10日以上80日以下の営業停止(基準期間20日)処分、100万円以下の罰金

従業員名簿の管理方法

従業員名簿の重要性はわかってもらえたと思います。したがって、ここではその管理方法等の面をまとめていきます。規定通りにしっかりと管理するようにしましょう。

保管場所

労働基準法では、従業員名簿は「事業場ごとに」労働者名簿を作成するように定められています。したがって、本社で一括して全社員分の従業員名簿を作成、保管するのではいけません。支店や工場ごとに従業員名簿を作成し、それぞれの支店や工場で保管する必要があります。

保管期間

従業員名簿の保管期間は、3年と法律で定められています。したがって、従業員が退職した日から3年間は保管していなければなりません。そのため、退職年月日は保管期間の起算日になります。しっかりと記入しましょう。

保管方法、手書き?デジタルデータ?

従業員名簿はパソコンでデータとして管理することも認められています。ただし、その場合は、従業員名簿として必要な項目が網羅されていて、かつ支店や工場などの各事業所において、これをすぐに表示・印刷できる状態にしておくことが必要となります。
もちろん、紙に手書きした状態での保管も許可されています。

実際に従業員名簿が必要になるケースとは

警察が見回りに来た際には必ず提出を求められます。また、呼び出しを受けた場合も従業員名簿を持参する必要があります。思わぬタイミングで急に必要になることもあります。したがって、採用のタイミングで記入し、いつでも提出できるように準備しておきましょう。

実際に警察が見回りに来たケースを2つ紹介しておきます。

歓楽街健全化へ合同査察

平塚警察署と平塚市消防本部は12月4日、紅谷町と明石町にあるスナックなどの風俗営業所や雑居ビルを対象に、年1回の合同査察を行った。

年末は風俗営業所などの書き入れ時となる一方、空気の乾燥で火災の危険性も高まることから、歓楽街総合対策の一環として両者が協力して店舗を巡回している。

査察では、警察と消防が所管する法令に基づき、従業員名簿や店内の構造・設備確認、火災時の避難経路などを点検した。雑居ビルに入居する営業所を査察した際は、ビルの踊り場に置かれた椅子が避難時の妨げになるとして撤去を要請するなど、非常時への備えを啓発した。

平塚警察署によると、市内には約200軒の社交飲食店があるといい、捜査員らは「健全な歓楽街を目指して、これからも消防との連携を強めていきたい」と話していた。

タウンニュース:http://www.townnews.co.jp/0605/2015/12/10/312126.html

姫路の歓楽街を安全に ゆかたまつり控え警戒強化

播州地方の初夏の風物詩「姫路ゆかたまつり」(22~24日)を前に、姫路署などは警戒体制を強化し、12日、姫路市の魚町地区などでキャバクラなどの飲食店への立ち入り調査や違法な客引きに対する注意などを実施した。

ゆかたまつりの開催に加え、今年3月に平成の大修理を終えた姫路城のグランドオープン後、初めての夏を迎えることなどから、同市に観光客が増加することが見込まれる。訪れた観光客に安心して夜の街を楽しんでもらおうと立ち入り調査などを行った。

この日は、同市魚町、塩町地区など歓楽街を中心に署員ら約20人が警戒にあたった。キャバクラなど飲食店では、営業許可証や従業員名簿のチェックなどをして風営法に基づく健全な営業がされているかを確認。街頭では、客につきまとって店に誘うなどの違法な行為をする客引きに口頭で注意するなどした。

姫路署生活安全2課の川原敬一課長は「ぼったくりや違法客引きは全国的にも問題になっている。姫路を訪れる観光客らがトラブルに巻き込まれないよう、ルールを守った営業がされているか、今後も厳しい目でチェックしたい」と話した。

産経ニュース:http://www.sankei.com/region/news/150614/rgn1506140033-n1.html

実際の例からわかること

これらの記事を見てわかるように、お祭りなどのイベントの前には周辺のお店を警察が見回る場合があります。また、歓楽街が賑わう12月も健全化対策として見回ることもあります。

もちろん、定期的に決まっているわけではないので、突然見回りに来ることもあります。このように、従業員名簿はいつ必要になるかわかりません。この記事を見た今のタイミングで用意できていないのなら、今すぐ書き始めましょう。

まとめ:従業員名簿を今すぐ制作しよう

従業員名簿を用意していないお店はたくさんあります。しかし、ここまで記事を読んできてその重要性がわかったと思います。

従業員名簿は警察が見回りをするときに必ず確認されます。接客の仕方や構造に問題がなくても、従業員名簿がないだけで呼び出しになってしまうこともあります。

従業員名簿の制作は法律によって定められていることです。したがって、用意していないと法律違反になります。そんなことで、と思うかもしれませんが紹介した通りです。

当サイトで従業員名簿のサンプルを用意したので活用してください。大した手間ではないはずなので今すぐ用意することをおすすめします。

従業員名簿.xlsx データ

 

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